マラセチア毛包炎についてと背中ニキビとの違い

  

赤いブツブツが出来るマラセチア毛包炎というのは見た目がニキビと似ていますが、全く違った原因によって引き起こされてしまうのです。

その原因は、カビの一種であるマラセチア菌が原因で引き起こされ、ニキビの場合もアクネ菌が原因ということもありますが、このマラセチア菌というのは大きさはもちろん構造の方も全く違ってきますし、アクネ菌のように肌を弱酸性に保ったり他の菌の浸入を阻害したりなどプラスの働きはしません。

同じことで言えば、マラセチア菌もアクネ菌もどのような皮膚にも存在しているという点と増殖する環境に関しては似ています。

マラセチア菌は繁殖しやすい環境とは?

マラセチア菌は皮脂をエサにするためにそのような環境で増殖し、汗をかきやすい夏や、ジメジメと湿った環境でも増殖してしまいます。
そして、アクネ菌も上記によって増殖してしまうのです。

しかしながら、基本的に原因となる菌が異なっているので発症メカニズムは違い、マラセチア毛包炎の場合は毛穴に菌が入り込んだ際に異物と認識⇒攻撃されて炎症としてブツブツが現れてしまうものと、マラセチアが皮脂(マラセチアリパーゼ)を分解した際の代謝物によって炎症が引き起こされてブツブツを生じることがあります。

また、病院での治療法に関しても違ってきていて、マラセチア毛包炎の場合は真菌薬を患部に貼り付ける治療法を中心に行っていきます。

一方、ニキビの場合は抗生物質を中心に抗炎症薬、皮脂をコントロールする薬、ホルモンバランスを整える漢方などが処方されることが多いです。

予防するには?

予防に関しても、マラセチア毛包炎であればとにかく肌を清潔に保つことが重要視されているために、汗をかいた場合はシャワーを浴びて背中を洗う際も清潔なタオルで洗うように言われます。

反対に、ニキビの場合は清潔に保つことは一緒ですが、主にストレス解消や睡眠をしっかりとったりなど生活習慣の見直しが予防として大切で、理由としてストレスや睡眠不足になるとホルモンバランスが崩れることがニキビの原因になるためです。
(マラセチア毛包炎の場合もストレスや睡眠不足で皮脂が過剰に分泌して増殖するためにそちらには気を付ける必要がありますが、カビを増殖させないように清潔に保つことがメインとなります。)

さらに、マセラチア毛包炎というのは時期として高温・多湿で汗ばみやすい梅雨頃~夏にかけて多く見られますが、ニキビの場合は冬の季節でもあらゆる原因によって引き起こされてしまいます。

加えて、マセラチア毛包炎は主に背中や胸などの体に出来るのに対して、ニキビは顔にも出来てしまうのです。

他にも、マセラチア毛包炎というのは押しても潰せずに膿などが出ないという点も違いと言えます。

ただし、症状が悪化すると赤いブツブツに膿がたまってしまうのでニキビと間違えてしまうこともあり、実際にそうなってしまうと見ただけでは皮膚科医などの専門医でもニキビかマラセチア毛包炎かの判別が難しいとされているのです。

そのため、判別が難しい際は皮膚科に足を運ぶことがお勧めで、膿を調べればマラセチア毛包炎かニキビかの判別はすぐにつきます。

いずれにしても背中はニキビもマラセチア毛包炎の原因菌が繁殖しやすい場所、普段からコマメに汗を拭いたり、着替えたりして清潔に保つということが大切といえます。